意欲十分の香川。連続先発の可能性も
マクデブルク戦では、スウェーデンからやってきた新星FWだけでなく、香川真司も1G1Aの結果を出した。背番号23が、引き続きハノーファー戦で先発起用されたとしても、何ら不思議ではない。また、マリオ・ゲッツェについて、ボス監督は「全く問題はない」と言及。マルセル・シュメルツァーの生まれ故郷への遠征に帯同しなかった背番号10も、先発の可能性は高い。香川とゲッツェがインサイドハーフで並び立つことになるのだろうか。
マクデブルク戦では、ヤルモレンコとだけでなく、復帰したラファエル・ゲレイロやマキシミリアン・フィリップとも好連係を見せた香川。高いモチベーションそのままに、ピッチ上を精力的に動き回っている。
90分には、密集地帯に飛び込んで、フィリップのヒールパスを柔軟にトラップし、鋭い切り返しからゴールを奪った。「得点を取れる匂いを含めて感じている」という言葉に、偽りはなかった。ハノーファー戦でも、持ち前の高い技術を武器に、相手にとって嫌なスペースをどんどん突いて、結果に結び付けたいところだ。
(取材・文:本田千尋)
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