シュトゥットガルトに所属するベルカイ・エズジャンがアーセナルとの接触を認めた【写真:Getty Images】
アレクシス・サンチェスやメスト・エジルの去就に注目が集まるアーセナルは、来年1月の移籍市場で“エジル2世”との呼び声高い19歳の有望株獲得を目指すようだ。英紙『ミラー』が報じている。
現在ドイツ1部のシュトゥットガルトに所属するベルカイ・エズジャンは、トルコのテレビ局のインタビューに対して「代理人と僕はアーセナルと話をしている」と、イングランドからの関心を認めたという。
エジルと同じくトルコ系移民の両親を持ち、カールスルーエやシュトゥットガルトの下部組織で育ったエズジャンは、各年代のトルコ代表で主力として活躍してきた。昨季は21試合に出場してシュトゥットガルトの1部昇格に貢献したが、今季はトップチームでの出場機会確保に苦しんでいる。
それでも攻撃的MFとしての才能の評価は高く、エズジャン本人曰く「アーセナルは2年前から僕のことをスカウティングしていて、何度も試合に視察を送ってくれた」とのこと。若手育成に定評のあるアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督も19歳のトルコ人MFの実力に目をつけているようだ。
ただ、プレミアリーグへの移籍自体に焦りはない様子。トップチームでの出場機会が減ってしまうことを懸念しており、「アーセナルへ移籍する正しいタイミングかはわからない。僕には少し早いかもしれない。まずは自分自身をシュトゥットガルトで証明して、成長し続けることを第一にしたい」と、エズジャンは語っている。
一方のアーセナルは今季末でのエジル退団に備え、エズジャンを早めに確保しておきたい考えを持っていると見られる。「究極的に、将来はアーセナルに加わりたい」とも話し、同様のルーツを持つエジルに憧れるエズジャンとアーセナルは相思相愛。この移籍話は今後より具体的に進展していくかもしれない。
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