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レアルの若手DF、加入から819日目で待望のデビュー。しかし結末は残酷な…

text by 編集部 photo by Getty Images

ヘスス・バジェホ
レアル・マドリーのDFヘスス・バジェホは加入決定から819日目で待望のトップチームデビュー【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのDFヘスス・バジェホは、26日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の2回戦1stレグ、フエンラブラダ戦で今季初出場を果たした。

 それと同時に、マドリー加入から819日目にして待望のトップチームデビューも叶えている。

 サラゴサの下部組織で育ったバジェホがマドリーと契約したのは2015年7月31日のこと。その後はサラゴサとフランクフルトへの期限付き移籍を経て、今夏ついにマドリー復帰が決まった。しかし、プレシーズンで負傷してしまい開幕に間に合わず。トップチームでのプレーはお預けになっていた。

 ようやく巡ってきたチャンスが26日のフエンラブラダ戦である。試合結果は2-0でマドリーが勝利。終盤までは順調に進んでいたが、最後にまさかの事態が待っていた。

 79分にフエンラブラダのパコ・カンデラが2枚目のイエローカードで退場となり、マドリーは数的優位とPKによる2点目を手にしていた。両チームの実力差を考えれば勝利は確実だったが、そのまま平穏に終わることはなかった。

 89分、バジェホは自分のコントロールミスをカバーしようと相手選手に正面から強烈なタックルを見舞う。それが危険なプレーと判断され、一発レッドカードで退場になってしまった。

 その後はマドリーが失点することなく無事に勝利で終えたが、バジェホにとってはほろ苦いデビュー戦となってしまった。

 スペイン紙『アス』によればフエンラブラダ戦後に「デビューと勝利に非常に満足している。それが最も重要なことだ。勝利は不可欠だね。みんなプレーしたいと思うだろうし、僕もそうだった。今日は毎日の練習でやってきたことを証明した。ジダン監督は僕に『練習で見せているものを出せばいい』と声をかけてくれた。僕らは相手が引いてくると知っていたし、彼からはナチョとたくさんコミュニケーションをとってボールを素早く動かすように言われていた」と喜びを語ったバジェホ。退場しても試合後に笑顔でいられたことをチームメイトたちに感謝しなければならないだろう。

【了】

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