レアル・マドリー対ジローナに延期の可能性が浮上している【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは今週末29日、リーガ・エスパニョーラ第10節でジローナと対戦する予定になっている。だが、このアウェイゲームは延期になる可能性があるようだ。
スペインのラジオ局『オンダ・セロ』によれば、正式決定ではないものの、ジローナの本拠地があるカタルーニャ州の情勢に配慮して試合の延期が検討されているという。
カタルーニャ州政府はスペインからの分離独立を目指し、10月1日にスペイン政府の制止を振り切って独立の是非を問う住民投票を実施した。その後カルレス・プチデモン州首相は独立宣言こそしていないが、首都マドリードのスペイン中央政府はカタルーニャ州の自治権停止の方針を表明しており、26日には中央政府から要求されていたカタルーニャ州議会選挙を拒否すると、プチデモン州首相が明かしたばかり。ラホイ政権とカタルーニャ州の対立は日に日に深まっている。
住民投票と同じ1日に予定されていたバルセロナ対ラス・パルマスは、警備上のリスクを考慮して異例の無観客試合として開催された。今回のマドリー対ジローナもセキュリティ面の不安は拭えず、難しい決断を迫られそうだ。
【了】