「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2017」に出席したディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
FIFAの大使を務めるアルゼンチンサッカ界のレジェンド・ディエゴ・マラドーナ氏が、「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2017」を終えて心境を語った。
昨季最も輝いた選手を決める同授賞式では、レアル・マドリー所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが男子年間最優秀選手賞を受賞。マラドーナ氏の同胞であるバルセロナのFWリオネル・メッシは惜しくも自身6度目の受賞を逃した。
同授賞式に参加していたマラドーナ氏は、アルゼンチンメディア『TyCsports』に対し正直な気持ちを明かしている。
「ロナウドに賞を与えるのは心が痛んだ。メッシにあげることができなかったからね」
マラドーナ氏とメッシは、その類まれなる才能やプレースタイルが似ていることからも、様々な面で比較される関係にある。また、2010年の南アフリカW杯では、監督と選手という関係でもあった。故に、マラドーナ氏にとってメッシという存在は他よりも特別なものなのかもしれない。
一方で、同氏は「クリスティアーノの受賞は妥当だ」とも語っており、ロナウドの受賞を否定してはいない。
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