FIFA年間最優秀選手賞の最終候補に選出されたネイマール【写真:Getty Images】
現地時間23日、イギリスの首都ロンドンでFIFA主催の「ザ・ベスト・フットボールアウォーズ2017」が開催された。
このアウォーズのメインイベントでもある男子年間最優秀選手の発表では、レアル・マドリー所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが見事1位に輝いた。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを抑えての自身5度目の受賞であった。
一方、もう1人最終候補として残っていたパリ・サンジェルマン(PSG)のFWネイマールも、惜しくも初の年間最優秀選手賞の受賞を逃すことになった。しかし、スペイン紙『マルカ』は、ネイマールはファン投票がなければ最終候補にも残っていなかったという事実を公表している。
昨年から開催されている「ザ・ベスト・フットボールアウォーズ」では、各国代表監督、代表チームキャプテン、世界各国200名以上のジャーナリスト、そしてファンによるオンライン投票の4つの部門それぞれに25%の投票率が割り振られたうえで最終受賞者が決まることになっている。ネイマールは、ファンによるオンライン投票なしでは298ポイントとなっていたようで、これは同条件下で317ポイントを獲得していたユベントスのイタリア代表GKジャンルイージ・ブッフォンを下回っていたことが明らかになっている。
しかし、最終的にファン投票を含めた結果ではネイマールが最終候補3名にノミネート。前所属のバルセロナや現所属のPSGで示しているように、その類まれなるセンスから放たれる華麗なプレーは、多くのファンの心を掴んでいるようだ。
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