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主将・酒井高徳が奮闘も…。10人のHSV、バイエルンに敗戦

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高徳
酒井高徳がバイエルン相手に奮闘【写真:Getty Images】

【ハンブルガーSV 0-1 バイエルン・ミュンヘン ブンデスリーガ第9節】

 現地時間21日にブンデスリーガ第9節が行われ、ハンブルガーSVはバイエルン・ミュンヘンをホームに迎えて0-1で敗れた。酒井高徳はボランチでフル出場。伊藤達哉は、76分から出場した。

 酒井がボランチで先発したハンブルガーSVは、バイエルンにボールを支配されたものの、守備時の集中力の高さがうかがえるまずまずの立ち上がり。前半は0-0のまま時間が経過し、ハンブルガーSVが望んだ展開にも見えた。

 しかし、良い流れが39分に途切れてしまう。ユンクがコマンに対してスライディングを仕掛けると、主審の笛が鳴った。ボールに届く見込みのない危険なプレーに対して一発レッドが出てしまい、ハンブルガーSVは10人になる。

 1人多いバイエルンは、流れを引き寄せるために後半からミュラーを投入。精細を欠いたハメス・ロドリゲスを下げた。すると52分、左サイドからのクロスが相手DFのミスもあって中央に入り、ミュラーのパスを受けたトリッソがゴール。待望の先制点を手にする。

 リードしたバイエルンは、ミュラーが負傷を抱えたようで55分に交代となるアクシデントが起きたがスコアは変わらない。

 ハンブルガーSVは失点直後、キャプテンマークを巻く酒井がドリブルで力強くペナルティエリアに侵入したところで転倒。その流れから味方が放ったシュートは枠を外れ、酒井は地面を激しく叩いて悔しがった。

 数的不利のハンブルガーSVは、ラスト15分で勝負に出た。伊藤とコスティッチを同時に投入する2枚替えで得点を目指した。

 投入直後から伊藤は右サイドでアクセントになるが、決定的な仕事はできない。

 反対にバイエルンはリスクを冒すハンブルガーSVから2点目を奪おうと前に出て、オープンな展開となった。

 だが、互いにゴールは生まれず、0-1のままハンブルガーSVが敗戦。勝ち点3を手にしたバイエルンは、首位ボルシア・ドルトムントと勝ち点で並んでいる。

【得点者】
52分 0-1 トリッソ(バイエルン・ミュンヘン)

【了】

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