バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長【写真:Getty Images】
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、カタルーニャの独立をめぐる政治情勢にかかわらず、バルサはリーガエスパニョーラで戦い続けると主張した。21日付のスペイン紙『アス』などが伝えている。
バルセロナなどが属するカタルーニャ自治州では、今月1日にスペインからの独立の是非を問う住民選挙が実施されるなど、独立への機運が高まっている。もし独立が現実のものになった場合、バルサも含めたカタルーニャのクラブがスペインのリーグでプレーを続けるのかどうかという点も不安視されている。
フランスやイタリア、イングランドなど、近隣国のトップリーグにバルサが参加するのではないかという見方もある。カタルーニャ州のスポーツ大臣もそれが可能だという見解を述べていた。
だがバルトメウ会長は、現地時間21日に行われたバルサのソシオ総会でリーガ離脱の可能性を否定。「バルサはリーガエスパニョーラで続ける。我々はリーガで戦いたいと望んでおり、リーガへの参加は保証されている」と語った。
さらに同会長は、「リーガとバルサが存続していくためにはこの繋がりを維持することが欠かせない」と主張。仮に独立が実現する状況になろうともリーガを去ることはないという立場を示した。
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