浦和にとって10年ぶりとなるアジアの頂点へ
さあ、決勝へ。アジアの頂点をかけて対峙するのは、黎明期の横浜マリノスで活躍したJリーグの初代得点王、元アルゼンチン代表のラモン・ディアス監督に率いられるアルヒラル。来月18日に敵地サウジアラビアで、同25日には埼玉スタジアムで行われる2試合で雌雄を決する。
「決勝に来たからにはどんな相手も強いし、上手いし、怖さがあるチームだと思っています。ただ、ここまで来たからには自分たちもタイトルへ向けて死に物狂いで戦わないといけないですし、非常にいい分析をしてくれるスタッフがうちにはそろっていますので。
あとはそのフィードバックを受けて、僕たちがピッチ上でいいプレーをするだけなので。第1戦はやっぱり環境ですね。ピッチを含めてさまざまな環境に慣れることが大事ですし、ピッチ以外のところでストレスを溜めないように、しっかりと準備できればと思います」
ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督時代のポゼッションスタイルから、いまでは完全に脱却。堀孝史監督のもと、ハリルジャパンをほうふつとさせるリアクションサッカーを身につけつつあるレッズが10年ぶり、日本勢としても2008シーズンのガンバ大阪以来となるアジアの頂点へ挑む。
(取材・文:藤江直人)
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