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10年前の優勝を知る阿部勇樹がマンオブザマッチに。「無失点を意識していた」

text by 編集部 photo by Getty Images

阿部勇樹
浦和レッズの阿部勇樹【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の2ndレグが18日に行われ、浦和レッズが中国の上海上港とホームで対戦。1-0の勝利を収め、2試合合計2-1とした浦和が決勝進出を果たした。

 浦和は前半11分、左サイドからのコーナーキックにラファエル・シルバが頭で合わせて先制。フッキら強力攻撃陣を擁する上海上港を90分間無失点に抑えて1点リードを守り抜いた。

 浦和の決勝進出は、優勝を飾った2007年大会以来10年ぶり。その10年前の優勝メンバーの一員であるキャプテンのMF阿部勇樹がこの日の試合のマンオブザマッチに選出された。

「失点しないということをみんなが意識していた。もう少し点が取れたら良かったですけど、無失点で勝てて良かったです」と阿部は試合後のインタビューでコメント。「どちらが先に(先制点を)取るかが重要だった」と早い時間に奪った1点の意味を強調した。

 埼玉スタジアムには平日にもかかわらず4万4千人を超えるサポーターが集まり、チームの決勝進出を後押しした。「最高ですね。この雰囲気をもう一度味わいたいですし、もう一度喜びたいと思います」と阿部は感謝の言葉を述べている。

 サウジアラビアのアル・ヒラルとの対戦となる決勝に向けては、「簡単ではないですけど、これだけ大勢の仲間たちがいるので大丈夫だと思っています」と阿部。10年ぶりのアジア制覇へ自信をのぞかせた。

【了】

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