ハンブルガーSVの伊藤達哉【写真:Getty Images】
【マインツ 3-2 ハンブルガーSV ブンデスリーガ第8節】
ドイツ・ブンデスリーガの第8節が現地時間の14日に行われ、マインツとハンブルガーSV(HSV)が対戦した。
マインツは、今季ここまでチーム最多の3得点を記録しているFW武藤嘉紀がベンチスタート。一方のHSVはキャプテンのDF酒井高徳に加え、前節で初先発に起用されたFW伊藤達哉も2試合連続のスタメンに起用された。
前半2分、右サイドからのマイナスのクロスを受けたマキシムのゴールでホームのマインツがいきなり先制。だが前節まで5試合連続無得点だったHSVも、フリーキックが跳ね返されたボールを拾ったワラシのゴールで9分に同点に追いついた。
左サイドで先発した伊藤は、小柄な体から繰り出す巧みなドリブルで何度か見せ場をつくっていたが、ゴールに繋がる決定的な仕事をするには至らず。53分に迎えたゴールチャンスでは難しいバウンドのボールにボレーで合わせることを試みたが浮かせてしまい、その直後に途中交代となった。
試合は52分、CKからのボールに合わせたベルが至近距離からのヘッドを決めてマインツが勝ち越し。その6分後にはラッツァのミドルシュートが決まって3-1とリードを広げた。
武藤は68分から交代で出場。エリア内へ積極的に仕掛けて相手選手と激しく交錯するなど奮闘を見せたが今季4点目のゴールはならなかった。
アディショナルタイムに入ったところで、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるビデオ判定でマインツのハンドが確認され、HSVにPKが与えられる。サリホビッチが決めて1点差に詰め寄ったが、追いつく時間はなく3-2でマインツが勝利を収めた。
【得点者】
2分 1-0 マクシム(マインツ)
9分 1-1 ワラシ(HSV)
52分 2-1 ベル(マインツ)
58分 3-1 ラッツァ(マインツ)
90+2分 3-2 サリホビッチ(HSV)
【了】