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鹿島と川崎F、5差のまま残り5試合に。柏は痛恨の敗戦。新潟は首の皮一枚残る

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島アントラーズ
サンフレッチェ広島に勝利した鹿島アントラーズ【写真:Getty Images for DAZN】

 14日、明治安田生命J1リーグ第29節の7試合が各地で開催された。

 首位を走る鹿島アントラーズは、残留を目指すサンフレッチェ広島とホームで対戦。前半に土居聖真、後半に鈴木優磨がゴールを奪って2-0で勝利を収め、前節の黒星を引きずることなく勝ち点3を加えた。

 その鹿島を5ポイント差で追う2位の川崎フロンターレはホームでのベガルタ仙台戦。前半のうちに家長昭博が2枚のイエローカードを受けて退場となり、仙台に2点を奪われる苦境に追い込まれたが、そこから大逆転劇を演じてみせた。82分にエウシーニョ、84分と87分に小林悠がゴールを決めて5分間で逆転し、3-2の勝利で試合を終えた。

 3位の柏レイソルは、残留に向けて必死な北海道コンサドーレ札幌に3点を奪われての敗戦。4位の横浜F・マリノスも降格圏の大宮アルディージャに勝てず、1-1のドローに終わった。

 16試合勝利がなく最下位に沈むアルビレックス新潟は、今節の結果次第では15年ぶりのJ2降格が決まってしまう可能性もあった。だが小川佳純のゴールにより1-0でガンバ大阪を下し、今節での降格決定は回避している。

 清水エスパルス対ジュビロ磐田の静岡ダービーは、前半にアダイウトンが決めて磐田が先制。後半には中村俊輔がCKから直接ゴールを決めたのに続き、山田大記が交代出場からのファーストタッチでJ復帰後初ゴールを決めて磐田を3-0の勝利に導いた。

 ナイトゲームでは浦和レッズとヴィッセル神戸が対戦。開始4分で小川慶治朗のゴールにより神戸が先制したが、浦和も19分に矢島慎也のゴールで追いつく。そのまま1-1のドローに終わった。

 この結果、首位鹿島と2位川崎Fの勝ち点差は5で変わらず。柏と横浜FMが勝ち点を落としたことで、優勝争いはほぼ2チームに絞られたと言うべき状況となった。下位では広島が暫定的に降格圏に再転落し、ヴァンフォーレ甲府と順位が入れ替わっている。

 甲府対FC東京、サガン鳥栖対セレッソ大阪の2試合は15日に行われる。14日に行われた7試合の結果は以下の通り。

札幌 3-0 柏
横浜FM 1-1 大宮
清水 0-3 磐田
G大阪 0-1 新潟
鹿島 2-0 広島
川崎F 3-2 仙台
浦和 1-1 神戸

【了】

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