ブンデス屈指の攻撃相手にBVBの守備は不安あり
代表ウィークが明けて再開するブンデスリーガ。10月14日の第8節、ボルシア・ドルトムントはホームにRBライプツィヒを迎え撃つ。BVBにとって、早くも“試練の一戦”となりそうだ。
東ドイツの新興クラブの躍進はめざましい。昨シーズンは1部に昇格して即2位でフィニッシュ。創設から8年でチャンピオンズリーグの出場権を獲得した。欧州最高峰の舞台と並行して戦う今季は、行く手を阻む全てをなぎ倒す猛牛のような昨季の勢いは少し落ち着いている。
それでも現時点で4位に付けているように、そのクオリティに疑いはない。コンパクトな陣形と激しいプレッシング、ボールを奪えば縦パスを主体とする速攻を仕掛けるコンセプト。オーストリア代表マルセル・ザビツァー、スウェーデン代表エミル・フォルスベルグ、ドイツ代表ティモ・ヴェルナー…スプリントに長け、スピードと決定力を兼ね備えたアタッカーたちは今季も健在だ。ヴェルナーと2トップを組むジャン=ケヴィン・オギュスタン、ドリブラーのブルマといった新戦力たちも力を発揮してきている。ブンデス屈指の爆発力=破壊力を秘めている、ライプツィヒの攻撃陣。
一方でドルトムントだが、代表戦の影響で守備陣の状態が万全ではない。まずウカシュ・ピシュチェクが8日のモンテネグロ戦で右ひざを損傷し、負傷離脱。ポーランド代表SBは、年内全休の可能性もあるという。そしてソクラティスが10日のジブラルタル戦で、68分に負傷交代。13日の会見でピーター・ボス監督が話すところでは、ギリシャ代表CBは12日の練習には部分参加したという。そして「今日はフルで参加できることを望んでいる」とのことだ。ソクラティスはギリギリで間に合うかもしれないが、いずれにせよBVBは守備陣に不安を抱えたままライプツィヒ戦に臨むことになりそうだ。