独立派の議員候補になったジョゼップ・グアルディオラ
──あなたが推し進める独立のプロセスについて、フットボールから類推すれば審判を加えた方が良いのではないでしょうか?
M 最後の勝負所を迎える際には、とても望ましいことだろう。とはいえ、まずはカタルーニャにおいて、多数の人々が独立に賛成しているかどうかを知る必要がある。自分たち自身にも厳しくなくてはいけないし、投票箱に十分な票数が入ることは、まだ示せていないんだよ。
結局のところ、我々は不適切な手段を講じることになる。最善ではないながらも、唯一の合法的な手段をね。27-Sで、独立を望む人々が多数と見なすことができれば、我々は行動を起こす。そして交渉の席に着くときにこそ、審判が必要となるわけだ。
自分が寂しく思うのは、スコットランドのような国が行動に出た際、外部の審判を必要としなかったことだ。そこにはフェアプレーが存在していた。私はスペインに、それがないことをとても恐れている……。
──少し突っ込みますが、そのときにはどのような審判を考慮に入れることができますか?
M 誰もがドイツのことを口にするが、絶対に彼らであるべき、というわけでもない。それが君主国であるとしても、私は反対しないよ。スペインにおいては、権力が相当に限られているものだとしてもね。
それは一つの決勝だが、最後の試合ではない。27-Sの後に独立派が過半数の議席を獲得したとすれば、決勝はカタルーニャ憲法の草稿及び、それに関する住民投票の後に行われる。
──フットボールはときとして、勝利を手にするだけではなく、良いプレーによって勝つものであるとも扱われます。そして27-Sも、議席数を確保することと、得票数を得ることは同じではありません……。これについては、どのような意見をお持ちですか?
M 我々は議席数を数えていく。それ以上の手段は存在しないからね。選挙という形を取ることで、規定は明確に存在している。議席数で過半数を確保しながら、得票数ではそうならない場合、よりゆっくりと独立のプロセスを踏んでいくことになるだろう。一方、どちらでも過半数を超えるならば、自分たちが独立のプロセスを開始し、それを終わらせる用意が整ったと世に示すことになる。
──グアルディオラは、どのようにしてジュンツ・ペル・シ(独立派の政党連合)の議員候補に名を連ねたのでしょうか?
M ペップにはこのデモクラシーのプロセスを後押しする心構えがあったし、真実の瞬間がついに訪れたというわけだ。彼は旗ふり役の一人として候補に名を連ねることを提案され、それを受け入れてくれた。ペップは決定的な時期を迎えた自分の国を助けるため、彼個人の不自由ないポジションを捨て去る覚悟をしている。しなくてもいいことなのだから、私は感謝をしているよ。