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ロシアW杯は“人種差別”が大きな問題になる可能性も。Y・トゥーレが危惧

text by 編集部 photo by Getty Images

ヤヤ・トゥーレ
マンチェスター・シティに所属するヤヤ・トゥーレ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティに所属する34歳の元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレが、ロシアで行われるW杯で人種差別的な行動が起きる可能性があると予測した。12日に英メディア『BBC』が報じている。

 同メディアによると、Y・トゥーレがチャンピオンズリーグでCSKAモスクワと対戦した2013年に容赦ない人種差別を受けたとのこと。また、UEFAユースリーグの試合でリバプールがスパルタク・モスクワと対戦した際にもボビー・アディカナイが人種差別の被害を受けた。

 さらに、元アーセナルのエマニュエル・フリンポンがロシア1部FCウファでプレーしていた頃にも、人種差別チャントを歌われたり「猿」呼ばわりされている。また、ゼニトでプレーしたことがあるフッキも「ほぼ全ての試合で人種差別を受けた」と明かしていた。欧州では人種差別が問題となるが、特にロシアは酷いようだ。

 Y・トゥーレは「人々は人種差別について話をするが、何も変わっていない。人種差別的な状況が起きると大混乱に陥るだろう。ロシアが何かしらの対策をし、みんなを驚かせてくれることを願っている。もし、FIFAやロシア政府が僕を必要とするならば支援したいと思う。僕は話すだけで終わりにしたくない。行動で示したいと思う。サッカーの将来において、とても重要なことだからだ」とコメントしている。

【了】

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