アルゼンチンのFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
10日、ロシアW杯南米予選最終節のエクアドル戦で3-1の勝利を飾り見事3位でW杯出場を決めたアルゼンチン代表は深刻な“メッシ依存症”に悩まされている。
FWリオネル・メッシが攻撃を牽引するアルゼンチン代表は、特に南米予選の後半戦で得点力不足に苦しみ勝ち点を順当に積み上げることができずにいた。17節にはペルー相手にスコアレスドローを演じ、W杯出場圏外の6位まで順位を下げていた。
それもそのはず。驚くべきことに、アルゼンチン代表は昨年12月以降のW杯予選でメッシ以外の選手がゴールを決めていないのだ。
最後にメッシ以外の選手がゴールを決めたのは、11月16日に行われた南米予選第12節のコロンビアとの一戦。3-0で快勝したこの試合の3点目がMFアンヘル・ディ・マリアの得点であった。
その後、13節はメッシのゴールでチリに1-0で勝利。14、15節は得点がなく、16節はオウンゴールでベネズエラと引き分けに。17節はペルーと0-0で引き分け、最終節のエクアドル戦はメッシのハットトリックで3-1の勝利を収めている。
終わってみれば南米予選3位というまずまずの結果でW杯出場を決めたアルゼンチン代表だが、本選で上位進出を目指すにはメッシ依存脱却が必須になってくるかもしれない。
【了】