アルゼンチンのホルヘ・サンパオリ監督【写真:Getty Images】
現地時間10日、ロシアW杯南米予選の最終節が各地で行われ、窮地のアルゼンチンはアウェイの地でエクアドルを破り見事3位でW杯出場権を手にした。
なんとしても勝ち点が欲しかったアルゼンチンはこの試合、前半1分に相手にゴールを決められスタートに躓くも、その後エースFWリオネル・メッシの12分、26分、62分の得点で試合をひっくり返し、見事逆転勝利を演じて見せた。
この試合の勝利を信じていたアルゼンチンのホルヘ・サンパオリ監督は試合後、W杯出場権を手繰り寄せた選手たちに賛辞を送っている。アルゼンチン紙『オレ』が伝えた。
「最も大事なのは選手たちだ。これは選手たちの勝利。アルゼンチンは難攻不落の要塞で自分たちの序列の高さを示した」
幾度の困難を経た上でのW杯出場であっただけに、サンパオリ監督にとっても今回の予選通過は歓喜あふれるものであったはずだ。
「全員と抱き合った。それは感謝の抱擁だったんだ。アルゼンチンが苦手とする舞台だっただけに、あらゆる面で難しい試合になることが予想されていた。今は喜びがあふれている」
そして同監督はさらにW杯本選に向けて「修正すべき点はある」としながら、続けて「我々は強いチームを作り上げなければならない。世界で最も重要な大会に向けていい準備ができたチームを」と意気込みを語った。W杯出場は決まったものの、アルゼンチン代表にはまだまだ越えなければならない壁がたくさんあるようだ。
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