オーストラリア代表のティム・ケーヒル【写真:Getty Images】
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア予選プレーオフの第2戦が10日に行われ、オーストラリアが延長戦の末に2-1でシリアに勝利を収めた。この結果、オーストラリアが大陸間プレーオフへの進出を決めている。
アウェイでの第1戦を1-1のドローで終えていたオーストラリアは、ホームでも90分間を終えて1-1。2試合トータル2-2で延長戦に突入したが、延長後半に入った109分に勝ち越しのゴールを奪ったオーストラリアが激戦を制した。
オーストラリアの2得点を記録したのは、いずれもFWティム・ケーヒル。これまでオーストラリアに数々の歓喜をもたらしてきた37歳の大ベテランが、またしても大事な場面でその真価を発揮してみせた。
オーストラリア『ヘラルド・サン』は「ケーヒルがまたしてもサッカールーズ(豪州代表)の救世主に」「年齢を感じさせない決定的な2ゴール」と試合について伝えた。その他にも各国メディアから、ケーヒルの活躍に対して惜しみなく賛辞が寄せられている
国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトも、「ケーヒルが英雄に」「決めたのはやはりこの男だった」と称賛。オーストラリア代表での通算50得点を達成したという事実と合わせてその活躍を称えた。
大陸間プレーオフへ進んだオーストラリアは、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)予選の4位チームと対戦。現地時間10日に行われる5次予選最終節の結果により、アメリカ、パナマ、ホンジュラスのいずれかのチームが相手となる。
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