フットボールチャンネル編集部が提言する日本代表のハイチ戦スタメン。
日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2017でハイチ代表と対戦する。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は6日のニュージーランド戦後、「この期間中はできるだけ多くの選手に機会を与えたい」と話した。この言葉通りであれば、ハイチ戦はスタメンがガラリと入れ替わることが予想される。今回は、ニュージーランド戦で先発した面々がベンチスタートになることを前提に考えてみよう。
GKは東口順昭。今シリーズ初戦でスタメンに名を連ねたのは川島永嗣だった。ハイチ戦は東口か中村航輔のどちらかが起用されると思われるが、代表選出の多さなどを考慮すると東口を抜擢すべきではないだろうか。
4バックは左から車屋紳太郎、昌子源、植田直通、酒井高徳。いずれも初戦でチャンスが回ってこなかった面々だが、実力に疑いの余地はない。この顔ぶれでリーダーシップを発揮すべきなのは昌子だろう。
ニュージーランド戦では槙野智章が吉田麻也とのコンビでまずまずのプレーを見せた。昌子には自身のパフォーマンスはもちろん、植田直通のフォローや周囲への声かけが期待される。車屋、植田と出場すれば代表初キャップを刻むことになるが、持ち味を存分にアピールしてもらいたい。
中盤は遠藤航がアンカー。倉田秋はニュージーランド戦で途中出場し、ダイビングヘッドで決勝ゴールを奪った。小林祐希も冷静なプレーでリズムを作り、攻撃を後押ししていた。この2人がインサイドハーフのポジションで良さを発揮すれば、日本代表の新たなオプションとなるかもしれない。
前線は中央に杉本健勇、左に乾貴士、右に浅野拓磨の3枚。杉本はニュージーランド戦で途中出場し、セットプレーではターゲットにもなったが見せ場を作れぬまま試合終了のホイッスルを聞くことになった。所属するセレッソ大阪ではコンスタントに得点を重ねており、ボックス内のセンスは抜群。ハイチ戦でチャンスを活かしたいところだ。
乾が傑出した『個』の持ち主であることは、6日の試合で誰もが再認識したことだろう。巧みなボールタッチで相手を翻弄。味方との連係も良く常に最適の判断を下せるから、対峙する選手は的を絞ることができない。浅野は現在、久保裕也とポジションを争う立場。共にリオ五輪世代のストライカーで、切磋琢磨することで代表のポジション争いを盛り上げたい。
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