イタリア代表守護神ジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
現地時間6日、イタリアはロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選でマケドニアと対戦し、1-1で引き分けた。この結果、グループGの2位になることが決まっている。イタリアメディアは、この敗戦を受けとめている様子だ。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「再び大惨事。プレーオフ進出を逃す可能性もある」と報道した。
グループGで首位のスペインは同日、アルバニアに勝利して本大会出場を決めている。勝ち点3差で追っていたイタリアは、仮に勝ち点で追いついても得失点差で大きな差があるため、首位浮上は難しい立場。2位でプレーオフに回ることは想定の範囲内だったが、それでもマケドニア戦のドローは「ぱっとしない」内容で周囲に不安を与えている。
各グループ2位の成績上位8チームがプレーオフに進出となるが、イタリアはまだ上位8チームが確定したわけではない。プレーオフ進出を決める上位8チームの決定方法は、グループ最下位との対戦成績を考慮せずに計算される。7試合を終えて勝ち点14のイタリアは、現時点でプレーオフ進出条件で2位につけているが、8位スウェーデンが2試合を残して勝ち点10。現時点でプレーオフに出られない9位ボスニア・ヘルツェゴビナも2試合を残して勝ち点8という状況で、プレーオフ出場権争いは接戦だ。
7日に行われるベルギー戦でボスニア・ヘルツェゴビナが勝利を逃せば、イタリアはプレーオフ進出が確定する。もちろん、最終節で引き分け以上でも問題ない。それでも、プレーオフに臨むにあたって不安の残るパフォーマンスだったことは事実だ。
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