国際サッカー連盟【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)では、現在の国際試合のスケジュールを見直し、代表チームの公式戦が行われるインターナショナルブレークの回数を減らす一方で、1回あたりの期間を長くすることを検討し始めているという。英メディア『BBC』が伝えた。
現行のスケジュールでは、欧州の一般的なカレンダーである秋春制のシーズン中には9月、10月、11月、3月の4回のインターナショナルブレークが設けられている。各国リーグ戦は週末1回分中断され、その間に2試合程度の国際試合が組まれるのが一般的となっている。
代表に呼ばれた選手が負傷や疲労を抱えてクラブに戻ってくるケースもあり、クラブチームと代表チームの間での選手の扱いをめぐる衝突は永遠のテーマとなっている。FIFAではその調整の一環として、シーズン中の代表招集の回数を減らしつつ、1回あたりの招集期間を長くすることも検討し始めているとのことだ。
インターナショナルブレークのスケジュールは、現時点で2024年まですでに確定されている。変更するためにはクラブやリーグ、放送局などを含めた全ての関係者による合意が必要になるという。
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