オーストラリア代表、疑惑のジャッジで先勝逃す【写真:Getty Images】
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア予選プレーオフの第1戦が5日に行われ、オーストラリアはシリアと1-1で引き分けた。オーストラリアの選手やメディアは、PK判定に不満を隠せない様子だ。
アジア最終予選のA組3位のシリアとB組3位のオーストラリアが対戦するプレーオフ。第1戦はシリアの内戦による混乱のため、中立地のマレーシアで開催された。
日本と最終予選で対戦したオーストラリアは、40分に先制する。デゲネクのスルーパスを受けたレッキーがペナルティエリア右から左足でシュート性のボールを中へ入れると、クルーゼが飛び込んでリードを奪った。
このリードを維持するオーストラリアは終盤まで狙いどおりに試合を進めていく。しかし、85分にアクシデント。自陣ゴール前にハイボールが入ると、アル・ソマと競り合ったレッキーがファウルをとられてPKに。これを決められて1-1となった。
レッキーは試合後、「フェアな競り合いに勝っただけ」とコメントを残し、クルーゼは「PKじゃないことは明らかだった」と不満を述べている。
オーストラリア『デイリー・テレグラフ』は、「疑わしいPK」としたが、「1-1のドローは悪くない結果」とも記した。
オーストラリアのホームで行われる第2戦は、10日に開催予定。2試合合計スコアで勝利したチームは、北中米カリブ予選4位のチームと大陸間プレーオフを戦うことになる。
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