吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表は5日、キリンチャレンジカップ2017のニュージーランド代表戦に向けて愛知県内で前日練習を行った。
ニュージーランドは高さや強さといった武器をシンプルに活かしてくることが予想される。アジア最終予選で対戦したオーストラリア代表も屈強な選手がいたが、彼らはボールを保持しながら地上戦を挑んできた。吉田麻也は今シリーズ初戦を見据え、「アジアでは今までそういう相手と対戦してないので、また違った戦い方をしないといけない」と述べた。
吉田はプレミアリーグで激しい戦いを日常的に体験しており、「僕自身は慣れているので問題ない」と話す。それでも「やっぱりフィジカルの強い相手と対戦するのはすごいタフですし、チームとしてなるべくセットプレー、長いロングボール、ロングスローの回数を減らしてかなきゃいけないなとは思う」と語った。
またニュージーランドは11月、南米予選5位との大陸間プレーオフに臨む。吉田もその点に触れ、「非常に緊張感のある状態で戦うことができると思うので、すごくいい相手だと思う」と話した。
日本にとっては新たな競争のスタートであり、ニュージーランドにとっては来月の大一番に向けた貴重な実戦の場だ。単なる親善試合以上のゲームが期待できるのではないだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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