なぜ今季の岡崎は得点力がアップしているのか
これだけを見れば、すでに“ゴール効果”の高さが分かるが、それではなぜ今季の岡崎は得点力がアップしているのか。やはり、アーセナルとの開幕戦でゴールを決め最高の形でシーズンをスタートできたのは大きいが、さらに翌週のブライトン戦でも試合開始からわずか52秒でゴールを奪い、2戦連続得点に成功したからだろう。
レスターでの一年目は、開幕2戦目のウェストハム戦でゴールを決めたものの、その後は3ヶ月以上、10試合にわたりゴールに見放された。だが今回は、プレミアに来て以来、初めてとなる2試合連続得点。そのどちらもが、いかにも岡崎らしいゴールだった。
特に後者は、ゴールキーパーがボールをこぼしたところにゴール前に張っていた岡崎が素早く反応して押し込むという、狡猾なストライカーとして一面を発揮できた。
ブライトン戦後の本人は「これまでやってきたことの積み重ねのゴール」とした一方、「リスクを怖がらずにトライしていくというのが今季の目標。この好調を次につなげたい。これが10点、7点、自分の記録を伸ばしていくことによって価値が生まれる。止まったらダメ。このままの勢いをつかんでいかないといけない。もっとボックス内で自分らしいゴールを取っていきたい」 と話した。
そしてこれが2つ目の理由だ。