クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが米サイト『ザ・プレーヤーズ・トリビューン』で自身の少年時代を振り返っている。
ポルトガルのマデイラ島で生まれ育ったロナウドは11歳で故郷を離れ同国の首都リスボンにあるスポルティングCPのアカデミーに入った。ロナウドは当時の事を「ほぼ毎日泣いていた」と自ら綴っている。
彼にとって新しい環境に慣れることが難しかった事を理由として挙げ「リスボンは同じポルトガルだったけど私が生まれ育った場所とはまるで違っていた。友達はいないしとても孤独を感じていた。家族とも4ヶ月に一度しか会えなかったからね。とても恋しかった」と振り返っている。
現在、息子であるクリスティアーノ・ロナウド・ジュニアと暮らすロナウドは「4年後11歳になる息子をロンドンやパリに一人で行かすなんて事は不可能だ。私の親も当時はきっとそう思っていたはずだ。ただ、当時は私の夢を実現するために必要だったんだ」と家族の決断に理解を示している。
スポルティングCPで2003年までプレーした後、マンチェスター・ユナイテッドに移籍したロナウド。ユナイテッドでスターの地位を確立し2009年からはレアル・マドリーでプレーしている。同クラブでロナウドはこれまで公式戦401試合に出場し411ゴールを挙げ、ここ2年連続でUEFA欧州最優秀選手に選ばれるなどサッカー史上屈指のストライカーにまで成長した。
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