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「ドイツ最高のチームではいられなくなる」。監督交替に揺れるバイエルンに危機感

text by 編集部 photo by Getty Images

ウィリー・サニョル
バイエルン・ミュンヘンのウィリー・サニョル暫定監督【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガ第7節の試合が現地時間の1日に行われ、バイエルン・ミュンヘンはアウェイでヘルタ・ベルリンと対戦。2点のリードから追いつかれて2-2のドローに終わった。

 バイエルンは先週チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦に敗れたあと、カルロ・アンチェロッティ前監督の解任を決断。アシスタントコーチを務めていたウィリー・サニョル氏が暫定監督としてヘルタ戦でチームを率いた。

 前半にDFマッツ・フンメルス、後半立ち上がりにFWロベルト・レバンドフスキがゴールを決めて順調に2点をリードしたバイエルンだが、そこからヘルタに反撃を許してしまう。FW原口元気が“4人抜き”ドリブルからアシストしたゴールで1点を返されたのに続いて同点ゴールも奪われ、勝ち点1の獲得にとどまった。

 試合後のサニョル暫定監督のコメントを、クラブ公式サイトが伝えている。「我々にとって少し不満な結果だ。2点をリードしたなら、もっと集中し、規律を保たなければならない」とチームの戦いぶりについて語った。

「集中して戦わなければ、これ以上ドイツ最高のチームではいられなくなってしまう。守備だけではなくチーム全体の問題だ。もっとチーム一丸となって戦い、適切なバランスを見つける必要がある」と暫定監督は危機感を表現している。

 勝ち点1の獲得にとどまったバイエルンは、首位を走るボルシア・ドルトムントに5ポイント差をつけられた。昨季までに前人未到のリーグ5連覇を達成した“絶対王者”だが、6連覇に向けた戦いのスタートは厳しいものとなっている。

【了】

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