ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督【写真:Getty Images】
ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による試合中のビデオ判定の適用法には問題があると訴えている。イタリア『メディアセット』に語った。
ユーベは現地時間1日に行われたセリエA第7節の試合でアタランタと対戦。2-1でリードした57分、FWマリオ・マンジュキッチのヘディングシュートがネットを揺らしたが、その直前にDFシュテファン・リヒトシュタイナーによるファウルがあったとVARで判定されてゴールが取り消されてしまった。
アッレグリ監督は試合後に、本来用いるべきではない状況でもビデオ判定が用いられていると主張した。「VARは客観的な判断のために用いられるべきだ。ファウルがエリア内だったのかエリア外だったのか、オフサイドだったのかどうかといった場面だ」
「サッカーをスポーツではない別のものにしたいのなら、主観的な場面でもVARを使い続ければいい。試合結果がシーズンを左右するような3月頃になれば、1試合に3時間や4時間はかかるようになるだろう。試合は深夜に終わることになる」とビデオ判定の“使いすぎ”に警鐘を鳴らしている。
マンジュキッチのゴールが取り消されたあとアタランタに追いつかれたユーベは、終了間際のPKのチャンスも決められず2-2のドローで終了。開幕からの連勝は6試合でストップし、7戦全勝を守ったナポリに2ポイント差をつけられている。
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