バルセロナのサポーター【写真:Getty Images】
カタルーニャがスペインから独立したとすれば、バルセロナなどカタルーニャのクラブは他国のリーグに参加する可能性もあるかもしれない。カタルーニャ自治政府のスポーツ大臣が伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に語ったとして各国メディアが伝えている。
スペインの自治州であるカタルーニャでは、10月1日にスペインからの独立の是非を問う住民投票の実施が予定されている。スペイン当局は投票実施を阻止すべく圧力をかけており、投票が実施されても結果を承認しないことが見込まれるなど対立が強まっている。
仮にカタルーニャが独立した場合、同州に本拠地を置くサッカークラブがスペインのリーグで戦い続けるのかどうかは定かではない。現在リーガエスパニョーラ1部には、カタルーニャからバルセロナ、エスパニョール、ジローナの3クラブが参加している。
ジェラール・フィゲラス大臣は、バルサなどのクラブが他国のリーグで戦うこともあり得るという考えを述べた。「独立した場合、リーガにいるカタルーニャのクラブは、どこでプレーしたいのかを決めなければならない。スペインリーグなのか、それともイタリアやフランス、プレミアリーグなど近隣他国のリーグなのか」
「現在のスペインでも、サッカーやバスケでアンドラなど他国のチームが戦っている。モナコはフランスで戦っており、イングランドではウェールズのクラブが戦っている」とフィゲラス大臣は実例を挙げ、「あるクラブが別の国のリーグでプレーすることを、UEFA(欧州サッカー連盟)が反対することはないと思う」と話している。
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