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浦和、フッキに先制許すも柏木が貴重な同点弾。ACL決勝進出に向け敵地でドロー

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
上海上港と浦和レッズが激突【写真:Getty Images】

【上海上港 1-1 浦和レッズ AFCチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ】

 27日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝1stレグの試合が行われ、中国の上海上港と日本の浦和レッズが対戦した。

 10年ぶりのアジア制覇を目指す浦和は、準々決勝で川崎フロンターレとの日本勢対決を制して4強進出。一方の上海上港も広州恒大との中国対決に辛うじて勝利し勝ち上がった。両チームはグループステージでも同居しており、今大会3度目の対戦となる。

 前半15分、上海上港の擁する強力外国人が早くも先制点をもたらす。元Jリーガーのブラジル代表フッキが中盤右寄りの位置から強引にエリア前へ持ち込むと、空いたシュートコースを見逃さず左足一閃。鋭いシュートをゴール右隅に突き刺した。

 だが浦和も前半のうちに追いつくことに成功する。28分、エリア内でゴールに背を向けて縦パスを受けた興梠がダイレクトで落とし、中央の柏木へ。柏木もダイレクトで右足シュートを放ち、ゴール左へとボールを送り込んで貴重なアウェイゴールを奪った。

 その後はまたも上海上港が攻勢に転じ、オスカルやフッキなどのシュートでたびたび浦和ゴールを脅かす。GK西川の好セーブなどでしのいだ浦和は前半をそのまま1-1のスコアで折り返した。

 後半は立ち上がりにラファエル・シルバが惜しい形でゴールに迫ったが、チャンスの数で上回るのはやはり上海上港。60分にはゴール前でこぼれ球を拾ったウー・レイがフリーになったが、この決定的な形も西川がファインセーブで阻む。

 69分にはオスカルのフリーキックが右ポストを叩き、浦和は肝を冷やす。だが上海上港に押し込まれながらも集中力を保ち、最後の部分でゴールを割らせずに時間を経過させていった。

 88分にウー・レイに許した決定的なシュートもわずかに外れ、そのままタイムアップ。浦和はアウェイゴール1点を奪ってのドローで第1戦を折り返した。決勝進出の懸かるホームでの2ndレグは3週間後、10月18日に行われる。

【得点者】
15分 1-0 フッキ(上海上港)
28分 1-1 柏木陽介(浦和レッズ)

【了】

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