元サンプドリアのアントニオ・カッサーノ【写真:Getty Images】
元イタリア代表のFWアントニオ・カッサーノは、やはりこのままスパイクを脱ぐことになるのだろうか。同選手が現役引退に言及したコメントを27日付の伊紙『トゥットスポルト』などが伝えている。
現在35歳のカッサーノは、昨シーズンの後半を無所属の状態で過ごしたあと、今年夏にセリエAのエラス・ヴェローナに加入。だがそのわずか8日後には現役引退を検討しているとして騒ぎを引き起こした。
結局ヴェローナを退団することにはなったが、現役続行には意欲を見せていた。夏の移籍期間が終了しても、フリーのカッサーノは9月末まではクラブに加入することが可能であり、セリエB(2部)などのクラブと交渉を行っていることが報じられていた。
だが26日にジェノヴァでイベントに出席したカッサーノは、「サッカーのことはもう終わった。終わったよ」と報道陣に向けてコメントしたという。正式な形での発表ではないが、引退宣言の可能性もあるかもしれない。
一方で『トゥットスポルト』は、カッサーノがセリエBのスペツィアへの加入に向けた交渉を行っているとも伝えている。「再びカッサーノがピッチ上で魔法を見せるには、おそらくこれが最後の可能性」だとみなされている交渉は成立するのだろうか。
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