サイドでの突破力に持ち味。左足からのクロスは絶品
清水エスパルスのDF松原后【写真:Getty Images】
松原后(まつばら・こう/清水エスパルス)
1996年8月30日生まれ。J1残留争いを戦う清水にあって、松原の存在は一つの光だ。チームの攻撃の起点となり、サイドから果敢に勝負を挑み精度の高いクロスを上げる。怖いもの知らずな一面も長所で、どんな相手にも怯むことのないメンタリティは素晴らしい。
攻撃面での特徴はスピードを活かしたオーバーラップではなく、自身がボールを持った時の仕掛けだろう。ストライドの大きな走りでピッチを跳ねるように前進していく。ボールを操るのも上手く、技巧と力強さを兼ね備える。
SBではあるが、清水は左サイドを攻撃のホットスポットとしており、松原はそこまで戻ってこないシーンも見られる。このポジションは守備が第一という原則を考えればマイナスだが、それを差し引いても魅力的な攻撃力を有する選手だ。