バルセロナのイヴァン・ラキティッチ【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するクロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチは、今月バルセロナ市内で発生したテロに巻き込まれる可能性もあったが、妻の言葉により危機を回避できたという。クロアチアメディア『24サタ』のインタビューで語ったとしてスペイン紙『アス』などが伝えた。
バルセロナでは今月17日、多くの観光客らが集まる繁華街であるランブラス通りに車が突っ込むテロ事件が発生。13人が犠牲となり、100人以上が負傷する大惨事となった。
ラキティッチは事件当時、家族とともに現場付近を訪れていたという。「すぐ近くだった。家族と一緒に町中に出ていて、テロの起きた場所へ向かおうとしていたんだ。僕はそっちへ行きたいと思っていた」と同選手は語る。
「だが妻は、良い天気だから子どもたちは家の近くの公園で遊ぶ方がいいと言ったんだ。自分がその言葉に従ったことを神様に感謝しているよ。事件の3分か4分前くらいだった。家に向けて車を発進させてすぐに、家族や友人から安否を確認する電話がかかってきた」
バルサの選手では、DFリュカ・ディーニュもテロの際に現場付近に居合わせた選手の一人だった。現場の近くに住むディーニュは窓から事件の様子を目にし、救助活動に向かって怪我人を助けたという。
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