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マンUサポはルカクへの“差別的”チャントを改めず。クラブは強硬姿勢で個人特定へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ロメル・ルカク
マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカク【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドは、差別的であるとして問題視されたFWロメル・ルカクへのチャントを変えようとしないサポーターに対し、厳しい対応を取る姿勢を見せている。

 今季から加入したルカクを応援するためユナイテッドのサポーターが作成したチャントは、その歌詞に差別的な内容が含まれるとして問題視されていた。チャント自体はルカクを応援する意図で歌われているものだが、その中に黒人男性の「性器のサイズ」についてのステレオタイプな見方が含まれる歌詞だという。

 ユナイテッドやルカクはサポーターに向け、チャントを変更するように呼びかけていたが、現地時間23日に行われたサウサンプトン戦でも再び同じチャントが歌われた。その後歌われた別のチャントには、「オレたちは歌うたいものを歌う」という歌詞も含まれていたとのことだ。

 これに対しユナイテッドは、公式声明を出して厳しい態度を取った。「マンチェスター・ユナイテッドは侮辱的なチャントや振る舞いを許容しない。チャントが続けられるようであれば、個人に対してさらなる対応を取る」とクラブは述べ、警察や放送局の協力を得た上でチャントを歌った観客を特定するべく動いていることを明らかにした。

 イングランドでは、チェルシーのサポーターがFWアルバロ・モラタに向けて歌ったチャントも差別用語が含まれるとして問題視されていた。だがチェルシーサポーターは23日の試合で歌詞を変更し、モラタやアントニオ・コンテ監督は感謝の言葉を述べている。

【了】

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