トロフィーを手にする田中亜土夢【写真:本人提供】
フィンランドのHJKヘルシンキが現地時間23日、国内カップ戦で優勝した。ヘルシンキにとっては3年ぶり13回目の優勝で、田中亜土夢は2015年の加入以来初めてのタイトル獲得となっている。
23日の決勝でSJKと対戦したヘルシンキは、1-0で勝利を収めて優勝を果たした。田中は先発出場で後半のアディショナルタイムに退いている。
田中は所属事務所を通じて、「チームみんなで勝ち上がってきて、最後までひとつになって戦えた結果が優勝という形になったと思います。プロ生活初のタイトルですので、凄く感慨深いです。この経験を今後のサッカー人生に生かして行こうと思います。次はリーグタイトルを取るために全力で戦います。今シーズンは二冠を取って良い形で終えたいと思います!」と喜びのコメントを残した。
ヘルシンキは現在、リーグ戦でも優勝に向かっている。残り6節という状況で2位と勝ち点16差の首位で、早ければ次節にも二冠が決まる状況だ。
田中は2014年にアルビレックス新潟を退団したのち、ヘルシンキに加入した。自身のツイッターでは「プロ生活初タイトル。フィンランドに来て3シーズン目。僕が来た2015年からリーグ&カップ戦の優勝を逃してたのでひとまずホッとした。今年はしっかり二冠とって良い形で終える」と、ようやく手にしたタイトルを喜ぶとともに安堵の気持ちもある様子だ。
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