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香川真司 7年前

前節初得点の香川真司、2戦連続スタメンか。絶対的な個を失ったドルト、取り戻す本来の武器

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「融合」途中の香川。CL意識せず2戦連続先発の可能性も

香川真司
新戦力と良い連係が生まれつつある香川真司【写真:Getty Images】

 HSVのように、ボルシアMGが前から連動してしっかりと圧力をかけ、ボールを奪えば即速攻に転じてくることは、十分に考えられる。背番号23がハンブルクで言及した“課題”が、改めて問われることになりそうだ。

 HSV戦では今季初先発となったが、66分に途中交代となった香川。本人曰くコンディションも良いことを踏まえれば、ボルシアMG戦で、引き続きスタメン入りでもおかしくはない。前試合で途中交代となったのは、出場時間を増やしていくステップを踏んでのことのようで、今はまだ香川がチームに融合している段階とも言えるだろう。

 翌週の26日には、中2日でチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦が控えているが、ボス監督は「レアル戦はまだテーマではない」と話している。CLを意識したローテーションは行わず、まずは目の前の試合を勝ちに行くようだ。

 前節、香川は先制ゴールを決めている。新戦力のアンドリー・ヤルモレンコとの連係にも手応えを感じた。ウクライナ代表FWは、ウスマヌ・デンベレのような個は持ち合わせていないかもしれない。だが良くも悪くも一人で行ってしまわないがために、コンビネーションは増えてくるという。香川自身、昨季にも増してゴール前に入って、得点に絡んでいく可能性を感じているようだ。

 ボルシアMGでの勝利を追い求めるためにも、そうした“感覚”をさらに研ぎ澄ましていきたいところだ。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

【了】

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