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香川真司 7年前

香川真司、今季初ゴールを「足掛かり」に。負傷明けの日本代表MFに対する指揮官の配慮

20日、ドイツ・ブンデスリーガ第5節の試合が行われ、ドルトムントはハンブルガーSVを相手に3-0で勝利した。この一戦で先制ゴールを奪ったのは、この試合が今季初スタメンとなったMF香川真司。結果を掴み取りたかったと語る日本代表MFは、この得点を足掛かりに新体制の奥深くに入っていく。(取材・文:本田千尋【ハンブルク】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

今季リーグ戦初スタメンで今季初ゴール

今季初ゴールを決めた香川真司
今季初ゴールを決めた香川真司【写真:Getty Images】

“初ゴール”が生まれたのは、24分のことだ。右サイドのゴールライン際。アンドリー・ヤルモレンコが直接FKを蹴る。少し緩やかなスピードでゴール前に送られたボールを、エメル・トプラクがヘディングシュート。しかし枠には飛ばず、手前にいた背番号23の右足に当たった。

 足元に落ちてきたボールを、香川真司は、1つフェイントを入れて、きっちりと決め切った。

「元々入らない予定だったんですけど、中には。ただ、数的優位だったので、高徳が付きにくそうにしていたので、入ってみたら、まあ、目の前に上手くこぼれてきた、こぼれてきたっていうか味方のシュートでしたけど。まあでも、冷静に決めれたのかなあと思います」

 自ら状況を判断し、ヤルモレンコが蹴る前に、外側からゴールエリアの「中に」スルスルと移動した香川。千載一遇のチャンスを物にして、ボルシア・ドルトムントに先制点をもたらした。

 9月20日に行われたブンデスリーガ第5節、対ハンブルガーSV戦。香川は「今日は自分にもプレッシャーをかけて」臨んだという。

「結果というものを絶対的に、掴み取りたかったので、そういう意味では、まあ良かったのかなあと思います」

 結果が欲しかった。13日のCLトッテナム戦以来、2試合ぶりに先発出場した日本代表MFは、試合の後で開口一番そう言った。今季のブンデスリーガでスタメンに名を連ねるのは、このHSV戦が初めてのことだ。

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