欧州で感じた課題が問われるケルン戦
連敗を避けられるか。9月20日に行われたチャンピオンズリーグ、グループHの第1戦で、トッテナムに1-3で完敗したボルシア・ドルトムント。同試合で香川真司は今季初先発し、1アシストを記録した。試合後には「サッカーは90分のスポーツですから」と前置きした上で、「そういう意味では後半、ちょっと課題が出た」と語っている。
「プレースピードも含めて選手の距離感も含めて、あとは少しミスが増えたりして、相手にカウンターからね、流れを作られていたのかなあと」
17日のブンデスリーガ第4節、対1.FCケルン戦では、そのスパーズ戦の後半で出た「課題」が問われることになりそうだ。15日の会見でピーター・ボス監督は、対戦相手のケルンを警戒。次のように述べている。
「彼らは今シーズン、良いスタートを切れなかった。だがアーセナルに対して高いクオリティを持っていることを見せている」
ケルンは14日にヨーロッパリーグの初戦でアーセナルと対戦。最終的にはガナーズに押し切られて1-3で敗れたが、しっかりとした守備からカウンターで良い流れを作り、ジョン・コルドバのゴールで先制に成功。コロンビア人FWのゴールはラッキーパンチだったかもしれないが、前半は1-0で折り返している。
中2日で挑んでくるケルン。コンディション的には難しいかもしれない。しかし、だからこそ、固い守備からのカウンターでBVBを苦しめようとするのではないか。ドルトムントとすれば、スパーズ戦で崩れた守備のバランスを取り戻し、勝ち切って連敗を避けたいところだ。