トラブルが続く韓国サッカー【写真:Getty Images】
韓国サッカー連盟(KFA)が揺れている。ソウル地方警察庁は14日、前会長を含む11人のKFA関係者を背任の疑いで書類送検したことを発表した。『ニュース1』が伝えている。
チョ・ジュンヨン前会長を含むKFAの11人の関係者は、2011年から12年にかけてKFA名義のクレジットカードを私的に使っていた疑いがある。その中には、ホステスなどが接待する飲食店やマッサージ店なども含まれていたようだ。
この件は昨年12月に報じられ、文化体育観光部のスポーツ不正通報センターが不正使用した金額の返還と処分を要求していた。その後警察が捜査を進めており、今回の書類送検につながっている。
同メディアによると、KFA関係者は制度の改善があったと説明しており、今回発覚したことはそれ以前のこととしている。「過去のこととはいえ、責任を逃れるつもりはない」としつつ、現在は不適切な使用ができない仕組みになっていることを強調した。
ワールドカップ予選でのパフォーマンスが酷評されている韓国は、現在厳しい状況にある。14日には、過去に韓国代表を率いたフース・ヒディンク氏が母国オランダで会見を行うという情報が入り、韓国メディアは監督就任を表明するのではないかと伝えた。KFAはシン・テヨン監督への信頼を強調しているが、こちらも注目を集めている。
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