イングランドのマンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
現在のマンチェスター・シティは、所属選手の獲得に費やした移籍金の総額が世界最高であり、歴代でも「史上最高額のチーム」であることが明らかになった。FIFA(国際サッカー連盟)の教育研究機関であるCIES(スポーツ研究国際センター)が11日付で調査結果を発表している。
調査はスペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスのいわゆる欧州5大リーグのクラブを対象として行われた。発表されたランキングによれば、シティが現在のメンバーを獲得するのに要した総額は8億5300万ユーロ(約1120億円)。メンバーの価値は昨年9月比で2億4200万ユーロ(約317億円)上昇し、歴代でも最高額となった。
僅差の2位に続くのは、今年の夏にFWネイマールやキリアン・ムバッペらの高額補強を行ったパリ・サンジェルマン。昨年の4億5500万ユーロ(約597億円)から8億5000万ユーロ(約1115億円)へとチームの価値は2倍近くにまで高まり、ランキングも6位から2位へと急上昇している。
昨年の1位だったマンチェスター・ユナイテッドは3位に後退。4位にはチェルシー、5位にはバルセロナが続く。昨年2位のレアル・マドリーは、上位10クラブの中では唯一所属メンバーの価値総額が減少し、ランキングも6位へと落としている。
8位にはリバプール、9位にはアーセナル、10位にはトッテナムが続き、イングランドのクラブがトップ10のうち6クラブを占める。11位はドイツで最高位のバイエルン・ミュンヘン。13位のミランは昨年の総額1億5600万ユーロ(約205億円)から今年は3億1600万ユーロ(約415億円)と、メンバーの価値が2倍以上に上昇している。
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