パリ・サンジェルマンのネイマールとキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
現地時間12日から開幕する欧州チャンピオンズリーグ(CL)は、出場チームが夏の移籍市場で費やした補強資金の額を考えれば「史上最も高額なCL」となる。11日付のスペイン紙『マルカ』が伝えた。
同紙によれば、今季のCL出場チームで補強に最高額を費やしたのはフランスのパリ・サンジェルマン(PSG)。バルセロナから獲得したFWネイマールや、モナコから獲得したFWキリアン・ムバッペなどの新戦力の価値を合計した金額は4億1800万ユーロ(約548億円)に達するという。
2位に続くのは数十億円クラスの選手を5人獲得したマンチェスター・シティで、総額2億4430万ユーロ(約320億円)。FWウスマン・デンベレなどを獲得したバルサが僅差の2億3450万ユーロ(約308億円)で3位に続いている。
CL2連覇中の王者レアル・マドリーは意外にも控えめな補強にとどまり、総額4250万ユーロ(約58億円)。CLに出場する32チーム中16番目の金額となっている。CSKAモスクワ、シャフタール・ドネツク、マリボルの3チームは出費額「ゼロ」であり、移籍金の発生する補強は行っていない。
全32チームが費やした補強総額は、実に24億2760万ユーロ(約3180億円)と算出。「史上最も高額なCL」であると当時に、「最も狂ったCL」であるとも表現されている。
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