ビビアン・シュタインハウス【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ1部で史上初めての女性主審が誕生した。
現地時間10日に行われたヘルタ・ベルリン対ブレーメンの試合でビビアン・シュタインハウスさんが女性として初の主審を務めた。試合前シュタインハウスさんは「ブンデスリーガを初めて担当することになり大変うれしく思います。大きなチャレンジに向けて準備は整っており、当日を楽しみにしています。」とコメントしていた。
11日付けの独紙『キッカー』では、「ミスなく試合をさばくシュタインハウスさん」と題し、1-1で引き分けに終わった試合を見事にさばいたと報じている。また、この日出場したヘルタFWヴェダド・イビセビッチは「敬意を表する」と語り、ブレーメンのアレキサンダー・ヌリ監督は「私は主審が男性か女性かは大きな問題ではないと常に言ってきた。大事なことは能力であり、今日は素晴らしかった」と試合後に語っている。
現在38歳のシュタインハウスさんは普段は警察官として働いている。そんな彼女が2005年にFIFAの審判員となり、2007年にはブンデスリーガ2部で女性として初めて男子プロリーグの主審を務めた。
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