ウニオン・ベルリンの内田篤人【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ2部の第5節が現地時間の10日に行われ、フォルトゥナ・デュッセルドルフとウニオン・ベルリンが対戦した。両クラブに所属するFW宇佐美貴史とDF内田篤人はそれぞれ移籍後初出場を果たしている。
7年間在籍したシャルケからウニオン・ベルリンへ完全移籍した内田は、前節アルミニア・ビーレフェルト戦にもベンチ入りしたが出場せず。上位同士の注目カードとなった今節の試合でも再びベンチに入った。
1-1で迎えた74分にまず宇佐美がベンチから投入されたあと、直後に内田も交代出場。シャルケでは過去2年間負傷に苦しめられ、昨シーズンの出場は12月のヨーロッパリーグ1試合のみだったが、9ヶ月ぶりに公式戦のピッチに立った。
中盤右サイドの高い位置に入った内田は、77分に初めてプレーに関与するといきなりゴールを生み出した。エリア内右サイドでボールを受けて振り向き、ゴール前へ低く鋭いクロスを入れると、これがアイハンのオウンゴールを誘って2-1の逆転ゴールとなった。内田は力強いガッツポーズでゴールを喜び、チームメートから熱烈な祝福を受けた。
だが試合は、その後再逆転したデュッセルドルフが3-2で勝利を収めた。84分には宇佐美が移籍後初ゴールを挙げ、90分にはノイハウスが決勝ゴール。内田のプレーはチームの勝利には繋がらなかったが、今後の完全復活を期待させるものとなった。
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