「本田の判断力やパス精度はいつものレベルではない」
ーー給水タイムに入りました。最長3分間のようですが、意外に長いですね(笑)
「やっぱり暑そうだね。3分以内となっていましたが、少し延長されていたかもしれない(笑)」
ーー前半は0-0で終了しました。勝つために先制点が欲しいサウジアラビアにとって、前半は嫌な展開だったのではないでしょうか?
「いや、ここまでは満足じゃないかな。もちろん早く先制点が欲しいだろうけど、カウンターで惜しいチャンスを作ったので、後半も同じような戦い方を続けると思う。ただ、スピードはあるけど精度はあまり高くなかったね」
ーー日本の戦いぶりはいかがでしたか?
「予想通りでしたね。攻撃したけど、常に守備の意識も持っていました。日本にとっては勝ち点1で全く問題ないし、リスクをとる必要はない。もしもカウンターからゴールできればいいけど、前がかりになる必要はないですね」
ーー後半、本田が浅野拓磨と交代しました。確かに良くなかったと思いますが、本田はハリルホジッチ監督の信頼を失ってしまったのでしょうか?
「それもあるかもしれませんが、コンディションが良くなくて、サイドはベストポジションではない。判断力やパス精度はいつものレベルではなかった。このフォーメーションならインサイドハーフがベストだと思う」
ーー惜しいチャンス! サウジアラビアのGKにギリギリで止められてしまいました。そのあとのカウンターも危なかった…。
「原口の守備意識はすごかったね。浦和レッズにいた頃とは別人みたい。本当にありえないくらい成長した。これほどタフな選手になるとは全く思わなかった。僕の地元のブライトンに移籍したいのかな(笑)」
ーー川島永嗣も素晴らしいセーブを見せました! カウンターから長友が振り切られてビッグチャンスを作られましたが、1対1を見事な飛び出しで阻止。そしてドヤ顔も出ました(笑)
「あのセーブはすごかった! 足だったね。ピーター・シュマイケルみたいだった。オーストラリアのファンは川島のことが大好きになるかもしれないね(笑)」
ーー先ほどからペットボトルのようなものがスタンドから投げ込まれていますね。とても危険です。
「そうですね。今もまた投げられた! 日本人選手はこの厳しい環境に慣れないといけない」
ーーだんだんスタジアムの観客が熱くなってきています。
「ゲームもサポーターもヒートアップしているね!」