サウジアラビア代表【写真:Getty Images】
現地5日にサウジアラビア・ジッダで行われるW杯アジア最終予選サウジアラビア対日本。最終節ということもあり、サウジアラビアにとってはW杯出場権を得られるか運命の一戦になる。果たして現地記者はどう展望するのか。現地紙「アリアリア」のアフメド・ローガン記者に聞いた。
――明日の試合、勝つのは?
「サウジアラビアだ。もちろんハードな試合になる。とてもハードな試合だ。日本はアジアでベストのチームで、ハードマッチになるのは分かっている。だが、日本は既にロシアW杯行きを決めた。明日(現地5日)は本気ではないだろう。長谷部や香川もいない。サウジアラビアは明日で決める。気持ちが違う」
――逆にプレッシャーになるのでは?
「ない。明日はスタジアムのほとんどがサウジアラビアのサポーターで埋め尽くされる。大きな後押しになる。我々はホームで強い。しかも移動も少なく、日本より試合間隔が長い(※筆者注:サウジアラビアは29日にUAEと対戦。日本より2日長い)。
それと、2位を争うオーストラリアの試合(タイ戦)が先に行われるのも有利だ。この試合結果は非常に重要なポイントだ。オーストラリア対タイはどうなると思う?」
――2-0でオーストラリアが勝つ。
「そうだろ。だったら問題ない。サウジアラビアも2-0で勝つからな。そもそも得失点では我々が有利。1-0でもOKな場合もある。ついでに言えば、オーストラリアはアジアではない。アウトサイド、アウトサイド。アジアのアウトサイドなんだよ、奴らは(笑)」
W杯アジア最終予選グループBは日本が首位で既に本大会出場が決定。2位サウジアラビアと3位オーストラリアは勝ち点16で並んでおり、得失点差は6と4。2差でサウジアラビアが優位に立つ。
サウジアラビアは日本と、オーストラリアはタイとともにホームで試合を行うが、オーストラリア対タイの試合が先に行われており、サウジアラビアはその結果を受けて日本戦に臨むことができる。
(取材・文:植田路生【ジッダ】)
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