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「PSGとマンCのオーナーは競争を歪めている」。リーガ会長がUEFAに訴え

text by 編集部 photo by Getty Images

ハビエル・テバス
スペインプロリーグ機構のハビエル・テバス会長【写真:Getty Images】

 スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は欧州サッカー連盟(UEFA)に対し、パリ・サンジェルマン(PSG)とマンチェスター・シティがファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定に違反している可能性について調査するよう求めている。4日付の英メディア『BBC』などが伝えた。

 PSGはこの夏の移籍市場で、バルセロナに所属していたブラジル代表FWネイマールを2億2200万ユーロ(約289億円)で獲得。テバス会長はネイマールの移籍決定以前から、PSGがFFPの規定に違反していると主張していた。

 さらにPSGは移籍市場の最終日に、モナコからフランス代表FWキリアン・ムバッペを獲得した。レンタルでの獲得だが、買い取りオプションは1億8000万ユーロ(約234億円)という高額に設定されている。シティも移籍市場に大金を投じて積極補強を行ったクラブのひとつだ。

 テバス会長はシティとPSGの両クラブが、「国の助けによって資金を得ており、欧州の競争を歪めている。サッカー界にとって有害であり修復不可能なインフレスパイラルを引き起こしている」とUEFAに訴え、調査を求めている。

 PSGとシティは過去にもFFPの規定に抵触したとして処分を受けたことがある。先日には、UEFAはPSGの違反の可能性について調査を開始したことを表明していた。

【了】

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