武藤嘉紀【写真:Getty Images】
日本代表は3日、ロシアW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦に向けて練習を行った。
8月31日のオーストラリア戦で2-0と勝利したハリルジャパンは、6大会連続となるW杯出場を決めた。武藤嘉紀はベンチ外だった。「最後の最後」に伝えられ、「本当に悔しい思いの方が強かった」と振り返る。
だが、心にあったのは悔しさだけではない。すぐに気持ちを切り替え、前を向いた。
「W杯を決めてもらって、自分は関われなかったですけど、そこに出るチャンスをもらえたってことなので。それはプラスと考えて、そこで出られればいいと。やっぱりW杯の本戦に出場すること、そのためにも次の試合だったり、ここからの親善試合とか、そういうのが本当に大事になるかなと思います」
オーストラリア戦では大迫勇也、乾貴士、浅野拓磨の3トップがスタメン出場。彼らについて武藤は「前3人が非常によく走っていたので、自分が出た時にも同じように前からしっかり走って。とにかく走る量っていうのは増やさなければいけないと思う」
アタッカーとして攻守に貢献できる武藤だが、ストライカーとしての進化を目指しているようだ。
「トレーニングから点を取りに行くことだったり、やっぱりよく言えばエゴイストに。パスとシュートのチャンス、両方来たらシュートを選べるような。そういう我の強さは持ち合わせなければならないと思う」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にアピールし、まずはサウジアラビア戦出場を勝ち取りたいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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