オーストラリア代表のマーク・ミリガン【写真:Getty Images】
オーストラリア代表のDFマーク・ミリガンは、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦に臨む日本代表が全力で戦うことを信じている。『フォー・フォー・トゥー』オーストラリア版が3日付で同選手のコメントを伝えた。
8月31日に行われた日本対オーストラリアの一戦は、両チームともに勝てばW杯出場が決まる状況だったが、2-0の勝利を収めた日本の予選突破が決定。オーストラリアは突破を懸けて5日に行われるタイ戦に臨むことになった。
最終戦を前に、グループ2位のサウジアラビアと3位のオーストラリアが勝ち点16で並び、サウジアラビアが得失点差で2点リードしている。5日にはまずオーストラリアがホームでタイと対戦し、サウジアラビアはその結果を知った上で日本代表をホームに迎える。
すでに首位通過を決めた日本がメンバーを入れ替えたり、モチベーションが低下したりする可能性も当然考えられるが、ミリガンはその点を不安視してはいないと主張した。「僕らが日本の立場にいたとすれば、引き下がることはないと思う」と同選手は語る。
「日本もそうすることはないはずだ。それは彼ららしくないことだと思う。100%を尽くさないのは彼らの文化ではないと本心で思っている」と、ジェフ千葉でもプレーした経験を持つミリガンは日本代表の姿勢への信頼を口にしている。
オーストラリアとタイの試合がどのような結果に終わろうとも、その時点でオーストラリアの予選突破も敗退も決まることはない。わずかに2位や3位浮上の可能性を残すUAEも含めて、グループBの最終結果は日本がサウジとの試合でどのような結果を出すかによって確定することになる。
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