日本の守備の最重要テーマ。セットプレーをいかに封じるか
アジア最終予選も残すところ2試合。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表はホームにオーストラリア代表を迎える。勝てば来年行われるロシアW杯への出場が決まる大一番だ。
攻守両面でいくつか勝負のポイントが挙げられる試合だが、守備の最重要テーマにあげられるのがセットプレーだ。「(最終予選でオーストラリアがあげた)14得点中、CKから5つ、PKが3つ。得点の6割がセットプレーだ。彼らの長所であるセットプレーを阻止する必要がある」とハリルホジッチ監督もかなり警戒しており、短い準備時間でも周到に確認して試合に臨むはずだ。
セットプレーから失点しないためにはそうしたチャンスを与えないという方法もある。高い位置でボールを奪う、攻撃はシュートで終わる、自陣の深い位置で無駄なファウルをしないといった1つひとつのケアが相手のセットプレーの減少につながる。しかし、その数を減らすことはできてもゼロにするのは不可能に近い。
オーストラリアのセットプレーが脅威であることは間違いない。とはいえアウェイに乗り込んだ昨年10月の試合ではPKから同点ゴールを許してしまったものの、何度かあった相手のCKや間接的なFKからは失点せずに試合を終えた。その時の平均身長は日本が179.5cmでオーストラリアは184.6cmあった。