サンプドリアに所属するパトリック・シック【写真:Getty Images】
サンプドリアに所属する21歳のチェコ代表FWパトリック・シックについて、同クラブの会長を務めるマッシモ・フェレロ氏が言及した。28日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
現地時間6月22日にサンプドリアはパトリック・シックがユベントス移籍に向けてメディカルチェックを受けていることを発表。移籍金3000万ユーロ(約38億6000万円)でクラブ間合意し契約成立間近のところまで交渉は進んでいた。しかし、メディカルチェックで心臓に問題が見つかったことで交渉破談。
後日、ユベントスとの交渉が破談に終わりチームに残留することをサンプドリアが発表している。サンプドリアの施設で再検査を行なったが、今度は問題は見つからなかった。交渉破談後、ユベントスは再度獲得に乗り出し選手の代理人に接触している。
ただ、同時にインテルを含めた複数のクラブも獲得に乗り出し、最終的にローマと移籍金3300万ユーロ(約43億円)で合意。ボーナスを含めると最大3800万ユーロ(約49億5000万円)でローマに移籍する見通しとなった。サンプドリアのフェレロ会長は「ユベントスは既にシックを失ったことで後悔しているようだ。私は最初からこうなると思っていたよ」と語っている。
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