「勝ち点40」は達成。指揮官が伝えた目標の上方修正
神戸を叩いて勝ち点を上乗せしたものの、順位に変動はなく6位のまま。しかし、上位グループとの差は着実に縮まっており、5位のC大阪とは3ポイント差と背中が見えてきた。
そして、この日の勝利で勝ち点を42に伸ばし、昨シーズンは届かなかった『40』の節目を軽やかに越えた。すでに名波監督は選手たちに目標の上方修正を伝えている。具体的なことは明かさなかったが、チームの視線はさらなる高みに向けられることになった。
チャレンジャーとして一戦必勝の思いで試合に臨むサックスブルーにあって、『勝ち点40越え』はハナから頭になかったのかもしれない。もちろん、前年以上の成績を残す上での目安にはなったはずだが、現在の42ポイントに辿り着くまでにチームは多くの自信と手応えを掴んできた。
今回の神戸戦は判定を巡ってヒートアップし、後半早々にはビハインドを背負った。それでも、最後に笑ったのはサックスブルーだった。何としても勝たなければいけない試合をモノにした彼らは、ダークホース的な立ち位置からも脱却しようとしている。
(取材・文:青木務)
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